オリジナル商品にこだわる100年企業
「きものやまと」のブランド名で知られる株式会社やまとは、創業100年を超える老舗の呉服大手です。
一方、やまとが取り扱っているのはオリジナル商品が中心で、ほとんどをメーカーに直接発注しています。
今も問屋が力を持っている着物の小売りの世界では異色の存在ながら、売上高は100億円をゆうに上回っています。
やまとの着物ユーザーの口コミ・評判は?
「We are KIMONO DREAM MAKERS.」というビジョンを掲げ、マザーブランドの「きものやまと」のもとで4つのブランドと1つのプロジェクトを展開するやまと。着物の可能性、関わる人を広げ、市場を創造している商品・サービスは、どのようなものなのでしょうか。実際の口コミ・評判を見てみましょう。
店員さんが素敵な方たちばかり
店員さんが素敵な方たちばかりで、行くといつも笑顔で出迎えてくれます。着物の押し売りは全くなく、欲しいものを的確にアドバイスいただき、毎度最高のお買い物をさせていただけます!初めて着物を買うという人には特におすすめです!
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やまとの矢嶋孝敏会長は、2017年8月のNIKKEI STYLEの対談記事で、全社員のほとんどが産地研修に参加していると明かしています。「奄美の大島紬と鹿児島の大島紬がどう違うか。同じ紬でも結城紬とどう違うか。それをお伝えすることで、文化という付加価値がつく」。こうした企業姿勢から生まれるのは、販売員のクオリティーの高さに他なりません。
引用元:日本初「製造小売り」の風雲児 きものを物語で売る – 日本経済新聞 (nikkei.com)
外国人も魅了!日本のアートとデザインをスタイリッシュに
ここ日本でお気に入りの店にまた行けるのは、いつも素晴らしいことです!日本のアートとデザインをスタイリッシュに取り入れる人には絶対に強くおすすめします。
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この口コミの原文は英語で、投稿主は外国人です。クールジャパンの代表格でもある着物文化は大勢の外国人を魅了していますが、やまとは国内外のブランドと組んで新たなスタイルの「和モダン」ファッションを確立している点が人気です。
魅力的な着物にたくさん出会える
私のお気に入りのお店です。魅力的な着物にたくさん出会えます。お手頃で素敵なものがあります。
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こちらの口コミもまた、個性的な多ブランドを展開しているやまとならではの魅力を表しています。
受講料500円の着付け教室に大満足
久しぶりに着付け教室を受講させていただきました。都合でレッスン期間が空いてしまい、まっさらな状態でしたが、とても丁寧に教えていただき少しずつ思い出すことができました。習った帯の結び方の動画を送ってくださるなど受講後のフォローも手厚く、受講料500円が何といってもお安い。
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やまとは全国70店舗で、誰もが気軽に受講できる着付け教室を開催しています。単に着物を売るだけでなく、文化としての裾野を広げるための地道な取り組みも惜しまない姿勢に称賛が寄せられています。
大切な母の着物が生き返って感謝
母の着物を持て余していたところ、仕立て直しをご紹介していただき、大切な母の着物が生き返って本当に感謝しています。
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仕立て直せば世代を超えて使い続けられるのも着物の長所です。サスティナビリティの取り組みに熱心なやまとは着物文化だけでなく、環境や社会、経済のすべてが持続可能であることを目指しています。
きものやまとを中心に4ブランドと1プロジェクトを展開
では、やまとが展開しているブランドとプロジェクトには、どのような種類と特徴があるのでしょうか。
きものやまと
着物に期待しているすべての方に、良い商品とサービスを通じて何でも任せられる安心を提供。着物文化のど真ん中を時代に合わせて創造する、お客様の着物ライフを彩るマザーブランド。
KIMONO by NADESHIKO(キモノバイナデシコ)
日常のワクワクを探し、着物を始めたい女性にファッションとしての着物を通じて新しいコミュニケティを提供。着物でファッションを身近にするブランド。「私に起きる、ささいな驚き」がコンセプトで、いつものファッションの先にある着物の世界をご案内します。
DOUBLE MAISON(ドゥーブルメゾン)
自分らしい「かわいさ」を追求する女性に、和と洋の垣根を越えて心のときめきを提供する。ワードローブを彩るオンラインストアのファッションブランドです。
Y.&SONS(ワイアンドサンズ)
新しくてかっこいいスタイルに挑戦したい世界の男性に、メンズ着物の新しいスタイルを提供する。メンズ着物の可能性を切り開くブランド。
THE YARD(ザ・ヤード)
着物の入り口と奥深さを提示する新たなスタンダードブランド。本質を求める大人に着物のある上質なトキを提供します。
YAMATO Tsunagari Project
着物の可能性をまだ見ぬ方に、やまとが持つ産地、人、ブランドとのつながりを生かし、新しい提案をし続ける。着物と世の中のつながりを生み出すプロジェクト。アウトドアブランドや海外デザイナーとのコラボレーション商品も話題です。
どのブランド、プロジェクトも、ファッショナブルでカジュアルなイメージや方向性は、従来の着物イメージを覆すものです。
なぜオリジナル?ブランド立ち上げの理由・やまとの強み
そもそもなぜ、やまとは「着物業界の風雲児」と呼ばれるオリジナル展開の道を歩み始めたのでしょうか。
実は、矢嶋会長は3代目社長として家業のやまとを継ぐ前、自ら子供服ブランドを立ち上げた経験があります。
先に紹介したNIKKEI STYLEの記事によると、「SPA」(製造小売業)という言葉を日本で最も早く使い始めたのは矢嶋会長自身だったとのことです。
当時、世界で注目されていた米・GAPのアニュアルレポートを読んだ際に「SPA」という造語を発見したことがきっかけで、日本でも導入すべきと考えたといいます。
最終的に300店舗まで増えた子供服ブランドで「SPA」を実践した矢嶋会長。低価格のカジュアル路線を突き進むファッション業界にならい、やまとの着物もSPA化することを決意します。
ところが、問屋に置いてあるのは高価でフォーマルな着物ばかり。そこで、「ないなら自分で作るしかない」と思い立ったことが、スタイリッシュでバリエーション豊かなオリジナル路線の始まりでした。問屋を省いたことで半額程度の価格を実現できているのも、やまとの強みです。
今なおベンチャースピリットを体現する老舗
消防士、ホテルマンという異色の経歴を経て2019年4月に就任した矢嶋孝行社長は、新たな船出に当たっての企業理念を「共創」と掲げました。
これには、お客様、さんち(産地)、社会のさまざまな方の力を結集し、共にエキサイティングな世の中を着物で創り出そうという思いが込められています。
やまとが「伝統と革新 振り幅日本一のきもの屋」として重ねてきたのは、伝統としての着物を新たな価値創造でアップデートしてきた挑戦の歴史です。
老舗の看板にしがみつくことなく挑戦を続けている様は、まさにベンチャースピリットを体現していると言っても過言ではありません。
充実した商品・サービスと圧倒的なコスパを両立
やまとで着物を購入したユーザーなどの口コミ・評判や展開するブランド、企業としての強みなどを調査しました。
充実した商品・サービスと圧倒的なコストパフォーマンスを両立できているのは、やまとの企業努力の賜物です。言い換えれば、そうした姿勢を貫いてきたからこそ、老舗としての地位を築くことができたと言えるでしょう。
矢嶋社長は求職サイトの会社紹介記事で、「着物と言えば『やまと』」と、お客様からの絶大な安心感と信頼感を得ることを目指す考えを語っています。
その上で、「私たちはこれからもチャレンジの手を緩めず、日本はもとより、世界にも発信していきます」と宣言。新しいモノづくりを取り入れながら世界に挑戦する物語は、まだまだ続きます。
伝統と革新の融合に挑む企業姿勢に共感した方は、やまとの着物をライフスタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか。
会社概要
名称 | 株式会社やまと |
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創業 | 1917年(大正6年) |
設立 | 1947年(昭和22年) |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 687名 |
代表取締役社長 | 矢嶋孝行 |
本社所在地 | 〒151₋0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27番地3号 |
店舗数 | 78店(2023年4月期) |
URL | 株式会社やまと | KIMONO DREAM MAKERS (kimono-yamato.co.jp) |