サイバーエージェント最年少執行役員、宮田岳さんの仕事術とは?

サイバーエージェント 最年少執行役員 宮田岳 仕事術

人物紹介 宮田 岳 (みやたがく)
株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 執行役員
2012年4月、サイバーエージェントに新卒入社。インターネット広告事業本部にて営業に従事。
金融や旅行など幅広い業界を担当し、2014年に営業マネージャー、同年10月に営業局長に就任。
2015年10月、サイバーエージェント最年少執行役員に就任、インターネット広告事業本部の営業部門 統括を務める。

会社紹介: 株式会社サイバーエージェント

1998年の創業以来、インターネットに特化した広告事業を展開し、業界最大手企業として事業拡大を続けている。インターネット広告の売上高及び、スマートフォン広告の売上高シェアは国内ナンバーワン。
現在は、インターネット広告事業、インターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティービー)」をはじめとするメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業など複数の事業を展開し、インターネット総合サービス企業として、企業・TV・インターネットユーザーに対し有益なサービスを提供している。

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普段の仕事内容について

宮田岳 サイバーエージェント

普段どのような仕事をされていますか?

広告代理店部門で、経営戦略の立案・実行をしています。
入社したときは、フロントのアカウントプランナーとして、自分でクライアントのもとへ足を運んでご提案及び成果のご報告をする事を主に行っていましたが、2年目でマネージャーに抜擢されてから今の役割を任せて頂けるまで、徐々に代理部門の経営にかかわらせてもらう機会が増えていきました。

1日の仕事の流れを教えてください。

月曜日のスケジュールを例に挙げると、以下のようになります。

8:00〜9:00新規受注会議

9:00〜10:00チームでの達成進捗確認の会議①

10:00~11:00チームでの達成進捗確認の会議②

11:00~11:30クライアントの広告効果についての打ち合わせ

11:30~13:30昼食&経営会議

14:00~16:00社外でクライアントとの打ち合わせ

16:00~17:00メール返信や雑務

17:00~18:00社内ミーティング

19:00~取引先と会食

 
月曜日は特に会議が多いですが、週単位で考えるとクライアント先にお伺いする打ち合わせと社内のMTGが半々くらいの割合です。

 

仕事術について

宮田岳 サイバーエージェント

普段打ち合わせが多いとのことですが、打ち合わせにおいて気を付けていることはありますか?

社内では、しゃべりすぎないように、リーダーの私が決めすぎないように注意しています。リーダーの理想の姿としてメンバーを引っ張っていくのも重要な役割ではあります。ただ、チームメンバーに責任と主体性をもってもらい、会議を行い、新しいリーダーを育てていくことも重要な役割だと思っています。全て特定の者が意思決定を行うトップダウン形式は、長い目で見るとチームの力を発揮することにはならないと考えています。ゴールだけ設定して、全員で意見を言い合えるような雰囲気を作っています。反対に、社外では、打ち合わせの前にストーリーを立てるようにシュミレーションしています。こういう資料でこうプレゼンして、つかみどころはここに設定したりと、十分に準備をして臨むようにしています。

幹部層から新入社員まで幅広くお仕事をされていると思いますが、社内のコミュニケーションにおいて気を付けていることはありますか?

等身大の自分でいることを意識しています。誰に対しても、コミュニケーションに差をつけることなく、自分を取り繕うこともしないようにしています。年上の方だからと言って変に媚びをうったり、年下だからと言って変に先輩ぶってもうまくコミュニケーションが取れないですし、「この人だからこう言う」とか、あちこちで言うことを変えている人は信用してもらえないと考えています。もちろん、立場や伝え方を最低限考えたうえで、ちゃんと思ったことを伝えるようにしています。あとは、自分の言葉を使って人に話すことも心がけています。マネージャーとして社内の大勢に話す機会が多いのですが、その場で上司や社長の言葉をそのまま伝えるのは、ただの伝達だと思います。なので、ちゃんと自分で理解して、咀嚼して考えた言葉で人に伝えるようにしています。

仕事に欠かせないルーティーンを教えてください。

日曜日の夜に、次の週のスケジュールを確認するようにしています。1週間のイメージをある程度つかみ、月曜日の朝からすぐに計画通りに動けるようにしたり、急用が出来てもスケジュール調整をできるようにしています。
たとえば、水曜日の午前に大事な提案が入っていた場合、前日の火曜日には会食が入っていて夜遅くまで続きそうであれば、早めに提案の準備をしておいたり、この週で大事なのはこの提案とこの会議だから、責任者を早々に確定し、いつまでにアウトプットができるように仕上げておいたりしています。この習慣は今の立場になってからではなく、新入社員の時から行っています。

普段どのようなものをインプットされていますか?

隙間時間に本を読んでいます。自己啓発本はあまり読まず、実際にあった企業のビジネス戦略やV字回復ストーリーなどが書かれたノンフィクションの本が好きです。社内に子会社の成長史などが載っている「ヒストリエ」という冊子があるのですが、それもよく読んでいます。実際のビジネスの場のエピソードを自分や自社の立場に置き換えて読んでいます。

 

最年少執行役員に就任し、次世代リーダーを育成する立場になってみて

宮田岳 サイバーエージェント

執行役員になられて変わったことはありますか?

そうですね、まず仕事内容が変わりました。新入社員の時はアカウントプランナーとして現場仕事をしていたのですが、2年目の終わり頃にマネージャーに抜擢されて、プレイヤーから代理店部門全体の戦略の立案や体制の構築などの経営戦略についての仕事が多くなりました。

最年少執行役員ということで、なぜその役職に抜擢されたのだと思いますか?

明確な答えは分からないですが、若手を抜擢するサイバーエージェントの文化によるものが大きいと思っています。次のサイバーエージェントを創っていくリーダーの育成という目的のもと、抜擢されたのではないかと思います。勝手に、経営からのそういうメッセージだと捉えて、目標にしています。

サイバーエージェントの文化について詳しく教えてください。

サーバーエージェントには、若手を積極的に抜擢していこうという文化があります。実力以上の役職の抜擢が若手を育てるといいますか。私自身も、まだ十分な実力がない状態でマネジメントの役職に抜擢していただきました。
あえて実力に伴わない役職をつけてもらうことで、自分に足りないものが多く見えてきて、そのギャップを埋めるために努力する。その結果、若手社員全体のモチベーションや質が上がって、会社全体にいい影響を与える。この文化がサイバーエージェントの成長の秘訣だと思っています。
サイバーエージェントは年々規模が大きくなっているので、ベテランも若手もどんどん増えていくとなると、なかなかこの文化の継承が難しくなってきてしまいます。長く働いてくれている人も評価したい、若手の抜擢も続けていきたい、今後どうやってこの両軸を成り立たせていくかは、考え続けなければいけないポイントだと思っています。

次世代リーダーを育成していくためにどのような対策をされていますか?

マネージャーに抜擢されたタイミングで組織を立ち上げました。その名も、YOUNG MAN CyberAgentの頭文字をとって「YMCA」と言います。
次のサイバーエージェントを創っていくのは、僕ら20代の世代だと思っているので、20代のトップラインを引き上げて、次世代のリーダーを育てていこうというのが目的です。具体的には、20代以下の社員を対象とした社員総会を行ったり、経営課題について議論する会議の場を設けています。
あとは、日々大切だと思ったことや僕自身が学んだことを発信するようにしています。「755」という自社のサービスを社内SNSのように活用していますが、社内の人間もよく見ています。

 

これからのサイバーエージェントについて

今後の会社の展望や、個人の展望をお聞かせください。

個人的には、サイバーエージェントの広告代理店部門をアジア圏で唯一無二のエージェンシーにしたいと思っています。広告業界全体がデジタルに移行している時代の中で、我々みたいに自社でプロダクトも作りつつ、ツールの開発を行っている会社はそう多くはありません。
若い世代がより力を発揮できるよう指導し、ベテランがよりマーケットで価値を高めていける環境を作って、サイバーエージェント全体で高みを目指していきます。
個人としての目標は、サイバーエージェントが唯一無二の広告代理店となる時に、関わり方はどうであれ当事者でありたいです。
私は、新卒でサイバーエージェントに入社して、サイバーエージェントに育てられてきたので。サイバーエージェントの良い文化を、若い世代にしっかりと継承し、恩返していきたいです。

 

就活生へのメッセージ

宮田岳 サイバーエージェント 就職メッセージ

就職活動をしている学生にメッセージをお願いします。

就活という機会を利用して、自分の本当にやりたいこと、成し遂げたいことは何かという問いに徹底的に向き合ってほしいです。
たとえば、「○○の会社に内定をもらう」ということをゴールに考えている人もいるかもしれないのですが、内定はあくまでスタート。それからどう考え、どう働くかが大切です。
サイバーエージェントに入りたいというよりは、自分のやりたいこと、成し遂げたいことなど、人生の目標のためにサイバーエージェントに入ることが必要だと考えている学生と一緒に働きたいです。
大変なことも多いとは思いますが、自分にとことん向き合って、悩み抜いて、納得のいく就職活動をしてほしいと思います。

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この記事を書いた人
1995年生まれ。群馬県高崎市出身。新潟大学教育学部3年次在学中。大学3年まで生協学生委員会で企画運営を経験。その後長年夢だったライターに。現在ニュースメディアなど複数のサイトで執筆活動中。モットーは「とりあえずやってみよう」。いま一番欲しいものはMacです。