デキる就活生は知っている!企業研究のポイント5つ

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本記事においては当サイトから取材を依頼した上で、広告費・取材費等をいただき記事を掲載しています。

はじめに

企業研究の方法

2016年卒の就職活動が解禁され、説明会やES、もう少ししたら面接が始まってくると思います。

志望する会社を決めていくにあたって、多くの就活生は企業研究を深くしないで、自分の過去の経験や憧れだけで志望理由を固めててしがちです。そこで今回は、企業研究のポイントを取り上げていきます。

 

1.会社の売上高

就活生から人気の高い総合商社を例に見ていく。

 

(平成26年3月決算、当期純利益ベース順位)

一位:三菱商事

売上高:21兆9,501億円 当期純利益:4,447億円

二位:三井物産

売上高:11兆1,656億円 当期純利益:4,221億円

三位:伊藤忠商事

売上高:14兆5,668億円 当期純利益:3,102億円

四位:住友商事

売上高:8兆1,461億円 当期純利益:2,230億円

五位:丸紅

売上高:13兆6,335億円 当期純利益:2,109億円

 

売上高も大切だが、純利益の方がより企業の実態を見ることができる。

この売上高から売上構成比を見て欲しい。総合商社であれば、大きく二つから構成されており、資源と非資源がどのような割合で売上を構成しているのかをチェックする。

企業研究

参照:http://www.itochu.co.jp/ja/ir/investor/

伊藤忠商事の売上構成比である。上の図からわかる通り、伊藤忠商事は非資源分野で稼いでいるのがわかる。

 

メーカーであれば、売上に対して原価がどれくらいかなどを調べておく。

その企業がどのようにお金を稼いで、給料や管理費など全て費用を引いた後にどれくらい純利益があるのかをチェックしてみて欲しい。

 

2.競合他社

一つの企業を調べたら、競合他社も調べてみよう。先ほどの例を取り上げてみると、伊藤忠商事は非資源分野で稼いでいることがわかった。では、他の商社ではどの分野で稼いでいるのかを調べてみる。

例えば三井物産は、資源売上比率が74%であり、住友商事、丸紅は約50%弱くらいである。

どの分野で強い、弱いかはとても大切であり、多くの競合他社がいる中でなぜその企業なのかの志望理由を作るときにとても使える。

 

3.事業モデル

企業研究

参照:http://www.cgcjapan.co.jp/recruit/industry/industry01.html

 

意外と見落としがちなのが、事業モデルである。その企業がどのように稼いでいるのかをしっかりと調べている学生は少ない。

商社や、広告代理店など企業と企業の仲介を担う企業の事業モデルは複雑なので良く調べておこう。

 

4.就職後の職種配置

学生は就職してから一年目の職種配置に気になることが多いであろう。営業や経理、マーケティングや技術職など職種は数多くある。

文系:日本企業の多くは一括で学生を採用して、内定後希望職種面談等を通して入社後に配置されていくケースが多い。特に一年目は営業職が多く見受けられる。大手日系メーカーにはその色が強く見受けられ、入社して数年はまず営業、その後に他の部署へ移ることが多い。一年目からマーケティング希望などは、しっかりと会社の採用情報を見てみよう。

理系:理系は主に自分の研究分野に沿ったところに配置されるので、特に心配はないだろう。

 

5.企業理念

企業理念は見落としがちであるが、とても大切である。企業は最終的な事業方針を決める際、この企業理念を軸に決めていく。

企業研究

三菱商事の企業理念・・・「三綱領」所期奉公、処事光明、立業貿易

三菱商事においてこの三綱領は企業理念となっていて、その精神は全社員に根付いている。

参照:http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/

行きたい会社の企業理念はきちんと調べておこう。

見落としがちだが、働くとなったらこの企業理念に沿った事業を行うわけである。

 

まとめ

企業研究をあまりせずエントリーシートを書いたり、面接に挑む学生が多く見受けられます。しかし、企業をしっかりと調べておくことで、より深い志望理由になったり面接で突っ込まれても戸惑わなくなります。就職活動がんばってください。