はじめに
近年業種を問わず開催されている就業体験イベント「インターンシップ」。企業や社会の実情が分かりにくい就活生にとって理解を深める大切な場となっています。ミスマッチを防ぐことにつながることから、年々より多くの企業が主催している傾向があります。と言ってもインターンシップにも種類が多くあります。イベントの種類から期間まで多種多様です。今回は「1Dayインターンシップ」について特集します。
1Dayインターンシップ開催の目的
「容易に企業を知れる、アピールできる」
就職活動をする学生、そして採用をする企業共に資源は限られています。学生はできるだけ効率よく企業理解を深めたいと考え、企業も少しでも多くの就活生に自社を伝えたいと考えます。そこで、双方にとってお得な形の短期間・短時間で企業理解を深められるイベントとして1日型のインターンシップが普及しているようです。
おすすめの1Dayインターンシップ
ワーク型
インターンシップの中で「グループディスカッション」や「グループワーク」を行うイベントがあります。なぜ、このタイプのイベントがおすすめかと言うと、ワークを行うことで実際の業務の手法や特徴などを凝縮している場合があるからです。例えば不動産デベロッパーのグループワークでは「この土地をどのように活用するべきか」というテーマでディスカッションする所が多くありました。そのようなワークが楽しく手応えを感じられればその業種への適性があるかもしれません。また、ワークを一緒に行う学生の傾向をつかむことが、その業界や企業と自身の相性を判断するきっかけにもつながると思います。
社員紹介型
インターンシップの形態の中で、「社員訪問」「先輩座談会」といったタイプのインターンシップがあります。これがメインの場合もあれば、プログラムの一つとして設定されているものもあります。なぜこのタイプがおすすめかと言うと、「社員の生の声が聞ける」からです。1Dayインターンシップの落とし穴として、まるで説明会と変わらないイベントを開催する企業もありますが、就業体験とはほど遠いです。実際の業務や職場を理解するためには、企業から一方的に情報を伝える説明会型ではなく、学生側から質問をしたり対話形式で理解を深められる「社員紹介型」をおすすめします。
まとめ
1Dayインターンシップだけでも、種類が多岐に渡ります。限られた時間を有効に使うためにも、以上の条件を満たしたイベントを探してみるのはいかがでしょうか。また、一つの業界の企業だけを回るのではなく、1日で終わるという利点を活かして様々な業種を回ってみることも大切かもしれませんね。